ライフスタイルによって暮らしかたは変化するもの。 同居する家族が増えたり減ったりすると、決まりきったスペースの中では次第に過ごしにくくなってきます。 SA様のお宅でもお子様が独立された後、ご夫婦二人の生活では細かく区切られた部屋よりも、広くゆったりと過ごせる大きなリビングの方がライフスタイルに合ったものとなりました。
構造上取ることのできない柱位置に合わせて、レンジや炊飯器などの家電も一緒に収納できるカウンターと食器棚を造り付けにしました。扉の面材の塗装にこだわり、ツマミや扉のガラスまで厳選した素材選びに努めました。 奥側の壁面に見える縦すべりの窓を意匠的に三つ並べ、玄関から風が直線的に抜ける位置に取り付けました。窓と窓の間に小さな飾り棚を設置し、窓の外の季節感に合わせて一輪挿しや雑貨を配置して楽しめるスペースとなっています。
お打ち合わせの段階でイメージを具体的に伝えるために模型を作成しました。キッチンと収納の距離感や窓の位置、部屋同士の繋がりなど、パースのみでは伝えきれなかった部分が具体的に見えてきました。
リビングの畳を敷いた西側部分は、天井を高く取り天窓を設けました。上からは明るい日差しが降り注ぎ、剥き出しになった梁の部分がアクセントになってモダンな雰囲気の和洋室に仕上がっています。正面の壁は一面のみ珪藻土を塗って仕上げ、温かみのある素材感が引き立ちます。
とにかく暗かった二間つづきの和室を繋げて、広々として明るいリビングへ。奥様は今まで昼でも電気を点けた生活をなさっていたそうです。 もともと床の間と押入れがあった部分には、パソコンを置くカウンターを設け、新たに窓を設置しました。部屋全体に明かりが取れるようになった上、風の通り抜ける開放的なリビングに大満足です。
夫婦のベットスペースとなる作り付けの床収納は側面から長いものが収納できるようになっています。夏場は使わないカーペットなど、普段は使わないかさばる物を収納して置けるようなフリースペースになっています。
ご夫婦の寝室には壁面に大型のクローゼットを二つ設置。中は用途に合わせて仕切り、従来の持ち物がスッキリ納まるような工夫をしています。
【リフォーム前の間取り】
【リフォーム後の間取り】
くらしの変化に合わせた全面リフォーム・夫婦ふたりの生活スタイルを快適にした全面リフォーム・古民家の再生のためのリフォームなどスタイルは様々。施工事例とともにご紹介いたします。
「家族でくつろげる明るいリビングがほしい」「収納が少なく、年数の経ったキッチンをなんとかしたい!」「和室を洋室へ」等々ご要望にお応えするキッチン・リビングの部分リフォーム